日焼けの注意点と治療について

日焼けの注意点

紫外線を浴びることで体の中にビタミンDを蓄えることができます。
ビタミンDはカルシウムを介して骨や歯などを丈夫にしてくれるものです。

日焼けした肌が健康的に見える、セクシーな趣やカッコよさなど美の強調として積極的に日焼けする方も多いと思いますが、日焼けの注意点はしっかりと抑えておくことが大切です。

季節や場所による紫外線の量を認識しておく必要がります。
仕事やショッピング等で外を歩いて浴びる紫外線と違って、山や海は紫外線の量が激増します。
山は標高が高くなればなるほど、海は水や砂が反射板となって紫外線吸収率が上がります。

また夏ばかりに限っての紫外線ではありません。
冬は雪の白さにも反射しますし、季節関係なく日光がはっきりと見られない曇り空でも紫外線を体に浴びることになります。

紫外線の強い場所はもちろんのことですが、新宿や西新宿のような街の中でも、しっかりとUV対策を忘れないようにしましょう。

皮膚の日焼けは火傷と同じことですので、過剰な紫外線を浴びて皮膚に変化が起きた場合は皮膚科で専門的な処置を受けることが大切です。

日焼けの治療

日焼けの治療は適当にセルフケアでと思いがちですが、日焼けだからこそ治療が必要なのです。
日焼けが引き金となる皮膚のシミや、最悪な場合には皮膚がんに発展するなどはよく知られていますが、他にも重要点があります。

皮膚の表面近くにはランゲルハンス細胞と呼ばれるものがあります。
体にとって敵となる物質に対して免疫機能に情報を知らせる役目があるのですが、紫外線はこの細胞にダメージを与えることがわかっています。

ランゲルハンス細胞がうまく機能しなくなることで、体の免疫機能が低下するといわれます。
たかが日焼けから感染症が起きやすい体質になるという怖い事実も覚えておくことが必要です。
日焼けは皮膚の怪我だからこそ、自己処理するよりはしっかり皮膚科で治療することが必要なのです。

日焼けの治療は症状に合わせて、皮膚の痛みが強いときは痛み止めの内服や炎症がひどいと判断された場合はステロイドの外用薬などが適応されるケースが多いです。

また日焼けは時間をかけて皮膚の奥深くまで浸透し、炎症が広がっていく特徴があるため、皮膚の変色や表面のダメージだけに留まらず、発熱などを起こす場合があります。

新宿に限らず西新宿にも多くの皮膚科が建ち並んでいます。
日焼けの際は重症化を避けるためにも、早めに医師の診察を受けることをおすすめいたします。