手荒れと手荒れの注意点

手荒れとは

ひと昔前では、手荒れが良き主婦の象徴のようなことも言われていたこともあったようですが、今では大きな悩みの一つにもあたりますね。

もちろん家事の多くに水仕事が含まれますので、主婦の皆さんはもちろんのことですが、化学物質が多く普及されるようになってからは、一定の職業においても多く見られるようになりました。

水や洗剤、手洗いの多い美容師、医療従事者、飲食店などがあがってきます。

水仕事では寒い時期にお湯を使うと皮脂が溶けやすくなり、アルコール消毒などではアルコールの揮発と共に肌の水分も失われてしまいます。

またこのほかにも紙幣や書類、布製品などを多く扱う場合にも手荒れは起こるといわれています。

手の皮膚は汗はかきやすいのですが毛根がないために皮脂が少ない部位でもあるのです。

皮膚は水分と脂分が保たれ、それによって体の内部を守る役割を持っています。

適度な潤いがあってこそ細菌などの余計な物質の侵入が妨げられるのですが、外的な刺激や空気の乾燥、低温などによって肌表面のバリア機能が崩されます。

すると配列よく存在していた細胞と細胞の間に亀裂が生じ、そこから刺激物が侵入し炎症を起こすといった流れが手荒れのメカニズムといわれます。

手荒れは手を使わないことが改善の第一対策ということですが、手荒れが生じている方の多くは、原因物から離れた生活を送ることは無理に等しいのではないでしょうか。

新宿や西新宿、その近郊も含めた都会では会社、企業が集まる場所ゆえに、他と比べても手荒れを経験している方が多いように思えます。

仕事を円滑に行うためにも皮膚科からの適切な処置を受けることが良いのではないでしょうか。

手荒れの注意点

手荒れを予防しようと心がける方も多くいらっしゃると思いますが、ちょっとした不注意によって悪化させている可能性もあります。

洗剤や石鹸などでしっかりと汚れを落としているでしょうか?

残った化学物質は手の表面に存在する皮脂膜やその下の角質層を壊してしまう結果となります。

また水分のふき取りは、ゴシゴシ強い摩擦を起こしながら拭きとることは良くありません。

こすりつけるというよりは、タオルで手を包み込み、水分を吸収させるといった方法が効果的といわれます。

逆にピリッとした痛みはあるものの、放置しているといったケースでは、爪の変形を起こしたり、指紋が失われるなどの惨事に至ることもあるようです。

手荒れにはステロイドが効果的という話で、ステロイド入りの軟膏やクリームなどを適当に使用している方もいるかもしれませんが、ステロイドには強さの段階があり、症状によって使い分けすることが必要といわれます。

自分の手荒れの症状はどういった程度なのか皮膚科で診断を受け、本当に必要な薬を処方してもらうことが必要かと思います。

新宿だけではなく、西新宿も含めた周辺の地域には多くの皮膚科があります。

自分に合った信頼のおける皮膚科に受診されることをおすすめします。