皮脂欠乏湿疹の原因と治療方法

皮脂欠乏湿疹とは

皮脂欠乏性湿疹は、乾皮症ともいわれ皮脂が減少することによって皮膚の水分量が減少し乾燥を招いてしまう病気のことを言います。
冬に患者数が急増する疾患であるため、冬になると新宿、西新宿にある皮膚科でも患者数が劇的に増加します。

男女問わずに主に中高年者に多く見られる疾患であり、若い方では40歳代頃から皮脂欠乏湿疹に悩まされている方もいます。

皮脂欠乏湿疹の原因

皮脂欠乏湿疹の原因は皮脂が少なくなることによって外部の刺激に弱くなることで症状が現れます。
本来健康な皮膚の角質層は天然の保湿成分を含んでおり、外部に水分が出てしまわないように皮脂が膜となって覆っています。

皮脂が少なくなるとこの角質層の水分が蒸発してしまうため乾燥が助長され、皮脂欠乏湿疹が現れてしまいます。
皮脂の欠乏は加齢や乾燥した気候も誘因となりますが、そのほかにも身体の洗いすぎや冷暖房の使用も挙げられます。

皮脂欠乏湿疹の症状

皮脂欠乏湿疹の初発症状は乾燥であるため皮膚の弾力性がなくなる、ひび割れる、皮がむけるという症状が見られます。
進行すると皮脂欠乏湿疹へと移行するため痒みを伴った赤い湿疹が見られます。
さらに症状が進むとじゅくじゅくとした湿疹となり痒みが増します。

皮脂欠乏湿疹の治療薬

皮脂欠乏湿疹は皮膚の乾燥治療することで自然におさまる疾患です。
そのため、保湿剤が治療薬として処方されることが多くなります。

それでも改善しない、湿疹が顕著にみられるという場合はステロイドの外用薬が処方されて湿疹を完全に消失させるための治療を行います。
また、痒みが強い、寝ている間に無意識に掻き壊してしまうという場合はかゆみ止めの内服薬が処方されます。

皮脂欠乏湿疹の保険診療

皮脂欠乏湿疹の治療は保険診療で基本的に行うことができます。
そのため、新宿、西新宿の皮膚科を受診される際には必ず健康保険証を持参することをおすすめします。

皮脂欠乏湿疹の予防方法

皮脂欠乏湿疹を予防するためには乾燥を予防する必要があります。
特に空気の乾燥が進む冬は保湿を丁寧に行いましょう。

市販の保湿クリームを使用するのも良いですが、新宿、西新宿にある皮膚科では乾燥について相談することで保湿剤を処方してもらうことも可能です。

また、身体を洗う時にはナイロン製のタオルでごしごしこすって洗うのではなく、たっぷりの泡で優しく身体を洗うようにしましょう。

入浴時のお風呂の温度も熱すぎないようにすることで皮脂を守ることができます。
冬場に暖房を使用する際には加湿も一緒に行い、空気の乾燥を極力防いでいきましょう。