いぼの種類と保険診療

いぼとは

いぼとは皮膚から盛り上がっている小さなできものの総称を指します。
いぼの多くはウイルスが感染することによって起こるもので、専門用語でウイルス性疣贅といいます。

ウイルスが原因となるいぼ以外にも子どもに多く見られる水いぼ(伝染性軟属腫)や中年いぼ(スキンタッグ)、高齢者に多く見られる(老人性疣贅、脂漏性角化症)があります。

他にも魚の目などもイボに含まれることがありますが、新宿、西新宿にある皮膚科ではウイルス性疣贅と老人性疣贅をいぼと位置付けているところが多いようです。

いぼの症状

いぼは結節状のしこりを主症状とします。
1~2個程度しかできないこともあれば数百個単位でできることもあります。

年齢が若い人ほど多くでき、高齢になると数は減ってきます。

痛みや痒みなどは基本的に見られないものの、手や足の裏など圧がかかる部分にできると、圧がかかることで痛みが現れることがあります。

いぼの種類

いぼはできる部位と形状によってさまざまな分類ができます。

尋常性疣贅は誰にでもできる可能性のあるイボで表面はざらざらして硬いいぼです。
円形または不規則な形をしていて明るい灰色、黄色、褐色、灰黒色をしていて大きさは1cm未満となります。

膝、顔、指、肘といったけがをしやすい場所によくできます。
足底疣贅は足の裏にできるいぼで硬くなった皮膚で囲まれることが特徴です。
色は灰色や褐色です。

手掌疣贅は手の平にできるいぼで硬くざらざらしていることが特徴です。

爪周囲疣贅は爪の周りにカリフラワー状のいぼができます。
爪を噛む癖があったり料理人などで常時手を濡らす仕事をしている人にできやすいいぼです。

糸状疣贅は小さく細長い突起でまぶた、顔、唇などによくできます。

扁平疣贅は子どもや若い人によくできるいぼで表面はなめらかで、上に斑点が見られます。
色は黄褐色、ピンク、肌色です。
顔や手の甲、足によくできます。

尖圭コンジローマは陰茎、肛門、外陰部、膣、子宮頸部にでき、別名性器疣贅ともいわれます。
平らでなめらかまたはでこぼことした不規則な質感であることが特徴です。

いぼの保険診療

いぼの治療の多くは保険診療で行うことができます。
しかし、レーザー治療などでは保険診療では行うことができません。

新宿、西新宿にある皮膚科を受診される際には保険診療内で治療ができるかどうかを確認し、健康保険証を持参してください。
また、新宿、西新宿にある全ての皮膚かが保険診療外の治療を行えるというわけではありません。

そのため、保険診療外の治療を希望される方も直接新宿、西新宿の皮膚科には確認することをおすすめします。