湿疹の原因と保険診療

湿疹とは

湿疹とは皮膚炎と同じ意味をもつもので、皮膚科へ受診する理由としても上位に挙がってくる疾患といわれています。

大人から子どもにまで幅広い年代に見られる病気であることも特徴です。

病態や原因もさまざまあることから一般的に定義などがなく、国によっても同じ症状であっても病名が異なることがあります。

そのため、新宿や西新宿には皮膚科がたくさんありますが、皮膚科によって同じ症状であっても診断名が異なることがあります。それは、湿疹に定義がないということが理由となっているようです。

また、症状が異なるのに同じ湿疹という診断名がつくのもこれが理由とされています。

湿疹の原因

湿疹は外的因子と内的因子が複雑に絡み合うことで生じるものであるといわれています。

外的因子とは薬剤や花粉、ハウスダストや細菌などのことで、これらが皮膚から侵入すると異物を排除しようと炎症反応が起こります。この炎症反応も身体の健康状態や皮膚の状態、アトピー素因の有無や発汗状態などの内的因子によって異なります。

湿疹はさまざまな症状に悩まされて受診する人が多いのですが、症状が異なる理由がこの湿疹の原因である外的因子、内的因子が人それぞれ異なるからといわれています。

湿疹の症状

湿疹の症状は皮膚が赤くなる紅斑がまず見られます。続いてその紅斑の上に丘疹というぷつっとしたできものができるようになります。これは乾燥しているものもあれば浸出液などによって湿っていることもあります。

この症状を皮切りに水膨れや膿を伴った袋状のできものができ、これがはじけて破れ(びらん)、乾いて乾燥し(痂皮化)、その乾いた皮膚がぽろぽろと落ちて治癒に向かいます。

また、湿疹が慢性化すると皮膚が肥厚して固くなったり、色素沈着、色素脱失などを伴っていきます。

湿疹の種類

湿疹には急性の湿疹と慢性の湿疹とに分類されます。

急性の湿疹は発症から数日しかたっていないもののことを言います。症状も紅斑や小さな水膨れ、浮腫が特徴となり、皮膚が厚くなる肥厚は見られないことが特徴です。

慢性の湿疹は発症から1週間以上経過している場合が多く、炎症や皮膚の湿っぽさは見られないものの皮膚の厚みや硬さが目立つことが特徴です。

このように、湿疹は症状で種類が大別されます。

湿疹の保険診療

新宿、西新宿にある皮膚科のほとんどが保険診療内で診療をしてくれます。

そのため、新宿や西新宿にある皮膚科を受診する際には必ず健康保険証をもっていくようにしましょう。